2007年11月11日日曜日

正面


正面に向かってまず最初に見えるのは天才科学者のハカセです。かれはこの番組で問題を出し、答えを明かし解説をするという最も重要な役割の人となります。あかんベーをして笑ってみせているアインシュタインを背に硬派に振る舞うのが特徴です。ハカセはときには実験もおこないます。机の下の段にはその時々に応じて必要な彼の実験道具が収納できます。また、彼の左側に見えるU字磁石の連なりは出演者の登場口となっています。

下手


下手には巨大スクリーンがあります。これは問題を出すときや、答えを明かすときに映像が伴うとわかりやすいため、使用されます。ハカセが実験をしているときの手元のアップや、関連したビデオを流します。もちろん、ゲストの顔をうつすときもあります。スクリーンだけですととても寂しい感じになったので、右側の開いた空間には偉人の写真を展示しました。こどもたちが「あ!教科書で見た人だ!」と思って、興味をもってくれたらいいと思います。

上手


上手には天才科学者のハカセから出されるクイズに答える勇士たち(ゲスト)が並んでいます。彼らの前にはそれぞれライトが置かれていて答える権利のある人のランプが点灯するようになっています。彼らの後ろに並ぶライトは彼らの現在の得点をそれぞれ示すようになっています。うえに浮いている玉が彼らの得点になります。ゲストの頭上にはカメラのフィルムのようなものをくっつけて、クイズに答える空間とそうでない空間の境が示せるようにしました。

どんびき


子供向け科学クイズ番組ということで、科学と言ってもかたくならず、子供の興味を引き、親しみを持ってみてもらえるような番組のセットを考えました。そこで図案化した実験器具や、カラフルな照明を全体にちりばめました。また、教科書によく出てくるような偉人の写真を展示し、すぐにこれは科学番組であるということを理解してもらえるようにも心がけました。番組は上手側のゲスト4名が中央に位置するハカセからのクイズに答えてゆくという進行で、ハカセは問題を出すだけでなく答えの解説をしたり、実際に実験をして証明したりしてくれる天才科学者です。